山と街でダラッと走って酒かっくらいながら老後5000万めざしたい

トレイルランとか、ジョギングとかマラソンとかの日々です。物欲と食欲とアルコール欲にまみれています。だが、老後5,000万円をなんとか貯めたいのです。株と投資信託チロチロやってます。

生駒チャレンジ登山(トレイルランの部)~安定の中の下ですかね(あ、大会のことでなく私の成績です)~

恥ずかしながら、40歳を超えてはじめてのトレランの大会です。

正直、1年の間にいつどこでどんなレースがやっているのかも把握できておりません。ランネットだのスポーツエントリーだの、10年ぶりくらいでログインして検索してみました。ランネットって、デザイン変わってないなぁ。ある意味偉大。

 

前回のエントリー見てみたら、2010年1月でした。30歳代…。(しかも30代前半)

 

まぁよい、寄る年波には勝てぬ。

あまりにレースレースしたのが恥ずかしいからと、まずは控えめなところから出てみようとするのも寄る年波によって打ち上げられたつまらぬプライドの積み重ねによるものです。情けなや。

とはいえ、まずはどんなに小さい一歩であろうと、その一歩を踏み込むのか踏み込まぬのかで大違い。私は私史(言いにくい)史上偉大なる一歩を「生駒チャレンジ登山大会(by大阪府山岳連盟)~トレイルランの部」に求めてみました。

億単位の入札の前日でもすやすや眠れてしまうのに、いい年こいたおっさんが小学生の遠足前日のようなおもいでドキドキとして微妙に寝つけないなんて、トレイルランの魅力ってすごい、最後にこんな思いしたのって何年前だろうと思いだそうとしていたら、気づいたらすっかり爆睡して朝でした。どこでもいつでもよく眠れます。

 

やってきたのは、京阪私市駅(きさいち、と読みます)。

大阪(梅田)駅から御堂筋線で1駅淀屋橋駅で京阪電車に乗り換え、そこから枚方市にて京阪交野線に乗り換えて終点、と大阪駅から正味1時間でやってきました。関西は山遊びの場所がメインの街からでも近くていいなぁ。私市駅からは同じようなトレランの恰好した人、ハイキングの部門に出るであろう妙齢の方々、家族連れまで、なんともほのぼのした雰囲気の皆さんが駅のそばの河原に集まっていきます。受付に着いたのが朝7:00。専門用語でウェーブスタートっていうんですか、10分ごとに少人数ずつスタート時間をずらして、ネットタイムで順位が決まる方式で、私は7:30スタート。受付してから、服脱いで、荷物まとめて、預けて、もはや何を預けて何を持っているのか分からぬまま慌ただしくスタート地点へ。とりあえずパンツの履き忘れはしなかった模様。

 

ほしだ園地の吊り橋。前回一人で走った時は渡りましたが、今回は下を通ったのみ。

 

スタートから10km地点で初級コースの方はゴール。ここでゴールしていったいどこから帰るんでしょ?な場所。帰りも10km折り返して戻るんですかね?

 

トレランですよね?

 

トレラン…?

 

なんか半分以上舗装路を走ってた気がしますが、とりあえず20km地点、中級ゴールです。なんか初級ゴールまでの10kmよりも、そのあとの10kmやたら長かった気がするのですが気のせいでしょうか?まだ上級ゴールまで10km以上あるんですよね?

ふくらはぎは「リタイヤさせてください」と懇願していますが、泣く泣く一服だけついてスタート、いきなりの階段地獄で心はとっくに折れ切っています。前回1人で走ったとき、ここより遥か前で下山していますからね。

ここからは、比較的トレイルな感じ。といっても、ダイヤモンドトレイルみたいな階段地獄ってことはなく、急登というほどではない登りと、比較的走りやすい下り道。

これからいけるかな…なんて思っていると、突然「高安山ケーブルまであと0.6km」の看板。え?そんなに走った?意識飛んでた?ランナーズハイってやつですか?ついに私もその域に到達したの?立派なランナーじゃないですか!

と、突然元気を取り戻し、快調に走り出し、グンとカーブを曲がったら曲がった途端にゴール。いきなりすぎてガッツポーズもできませんでした。ゴール間際で応援してくれている方々に会釈してゴールしてしまう情けなさ。

非日常を楽しむためのトレランのゴールで、最も日常が出てしまうあたり。

情けないやら、営業マンリーマンとしては誇るべきところでしょうか?

 

↑ゴール後に戻ってスタッフの方に撮って頂きました(恥)

 

アナログなスタンプと手書きの時間がいい味出しています。当日には順位は分からず、とりあえず順次解散です。

 

さらりと帰ったように写真でつないでいますが、ゴール後着替えまでに、ふくらはぎを痙りまくって、15分座り込んでいたのは僕です。皆さん結構しっかり立って談笑してたり、化物ですか?

 

帰りは安定のローマ軒@大阪第一ビル。焼きスパとビールありがとう。

 

翌日、順位公表されていました。

記録 4" 08' 43

一般男子の部64人中32位。中の中。

壮年男子(45歳以上)を入れると、180人中69位。

うん、十分だ。上を目指せ?いやー、エンジョイランですから。

エンジョイランって入力しようとしたら、「援助淫乱」って入力するような者ですよ?

 

 

以下、連盟の方が撮って頂いた写真です。

 

今回の反省点:ゴールでは必ず上を向いてガッツポーズすべし!

(この情けない写真ときたら…)

 

【今日の読書メモ】

「探検家とペネロペちゃん」角幡唯介

 

「空白の五マイル」やら「極夜行」やらで探検本で賞取りまくって乗りまくっている角幡さん。最近ではすっかり安倍政権ディスりTwitterが本業のようにも見えておりますが、極夜行での太陽が登らないグリーンランドでの旅行前に生まれた娘さん「あおちゃん(=ペネロペ・クルスのような美しさ=ペネロペちゃん)」との暮らしの中で、探検家として40代を迎え体力の曲がり角を迎えた自分と、アラフォーで生まれた娘さんと触れ合う中での自分の変化などを、いつもの妄想ぐるぐる角幡節で書いています。

「四十にもなると自分の人生に飽きが来て、可逆性が失われた瞬間」に「可逆性の塊のような存在が自分の分身として登場する」。これこそが子育ての醍醐味だという。

まさにそのとおりだと思います。自分だったら簡単にできることを、子供が懸命に乗り越えていく姿はまさに感涙ものです。大人だったらビーチサンダルでも登れてしまう高尾山の登山道だって、身長100cmの我が子にとっては木の根の階段ひとつ越えるのも、ちょっとした崖登りのようなものなのです。その姿を見ていると、子供たちが自力で懸命にたどり着いた高尾山の山頂が、大人が登る富士山の山頂よりも偉大に思えてくるんだよなぁ。なんて思っていたら。

4歳のペネロペちゃん連れてアルプス登っちゃいました。12時間歩行って。すさまじいな。しかも原稿の都合?これまでの角幡さんの同じような思考ぐるぐる(本当に同じ表現が多すぎてすこし飽きた)はかなりの文字数稼いだくせに、ここ終盤にさらり、で終わり。さすが探検家。こんなんは単なる日常のひとコマなんですかね?

 

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